ハワイクルーズ航海記



4日目(2003.10.13)


過酷!溶岩見学ツアー (寄港地:ハワイ島)
ヒロ港には7時に入港予定です。着岸風景をゆっくり眺めていたいところですが、ツアーに参加するためそれどころではありません。いそいそと朝食を済ませ、準備を整えたらツアーの集合場所に移動です。

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ヒロ港を望む

今回の集合場所は旅客ターミナルの中なので、Deck4から下船して集合場所に向かいます。下船してみると旅客ターミナルとは名ばかりで、貨物倉庫の建物を代用して使っています。定期旅客便が少ないせいかもしれません。その建物の中に各ツアーのタイトルを記した看板を持っている人がいるので、自分のツアー名と照らし合わせながらガイドを捜します。今回のツアーは「Kilauea Lava Viewing Adventure」。普通の火山観光ツアーでは溶岩がドロドロ流れているところは見られないらしいので、折角来たのだからとこのツアーにしてみました。ツアー案内文から推定するに、少々距離は歩くけれど海沿いの溶岩を見に行くのだからハイキング気分で気持ち良いのではないかと思われます。

今回のツアーは私たちを含めて9人(夫婦・カップル4組+50歳くらいの男性)とガイド1人です。まずは歩き始めるところまで車で移動します。ガイドはその間、ハワイ島のことや火山国立公園のことについてずっとしゃべっていましたが、われわれは何となくしか分からなかった上、朝も早かったので少しウトウトしてしまいました。1時間弱で火山国立公園の入り口に到着しましたが、その後も公園内を随分と走りました。途中からは周りは黒く固まった溶岩ばかりが目立つようになり、植物もあまり生えていません。

道路が行き止まりになったところで車を降り、ここから徒歩で溶岩が見えるところへ向かいます。ところが、海岸の方向へ向かうとばかり思っていたのになぜか海を背にして山の方へ向かっていきます。どうやら、ずっと遠くに見える山の上まで登って行くようです。これでは考えていたものと全く違います。でも、ここに留まるわけにも行きませんのでとにかく付いていくことにします。

溶岩が赴くままに固まったところを歩くので、足場は良くありません。小さなアップダウンばかりが続きます。いくら歩いても同じ景色が続きます。空は見事な快晴、地面は一面真っ黒。この世とは思えないところをひたすら歩きます。道なき道を歩き、急斜面を登ったけれどもガイド氏は一向に止まるけはいがありません。一体いつになったら溶岩に出会えるのか不安になってきました。

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山頂から流れ出した
溶岩は海まで到達する
溶岩台地

かれこれ1時間半ほど歩いたでしょうか、ようやく溶岩が見えるところまでたどり着いたようです。ただ、溶岩が固まらずに流れているところの近くなので、とにかく暑いし熱いです。熱風が地面からも上がってくるし、かといって日陰などありません。ましてや座ることもできません。サウナの中で歩き回っているようなものです。やっとやっと、赤々としてドロンとした溶岩発見です。この時ばかりは暑さ(熱さ?)を忘れて溶岩に見入ってしまいました。現実に戻れば、長く居れる場所ではないので写真を撮ったら退散です。この周りでは数カ所同じように流れる溶岩を見ることが出来ました。今でもなお、地底から溶岩が噴き出しているとのことです。

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今も吹き出す溶岩 赤い部分は固まる
前のマグマ

溶岩を見てしまえばあとは戻るだけ。暑さにやられたせいか、下りなのに行きよりも時間がかかってしまいました。ようやくの思いで駐車場まで帰還。ガイド氏がミネラルウォーターをくれたけれども、この水が何物にも代えがたいほど美味しかったです。ガイド氏は他にスナック菓子もみんなに振る舞ってくれましたが、私の(日本人の?)感覚では疲れたあとは甘い物が食べたくなるので、とてもではないが塩辛いコーンスナックやポテトスナックには見向きもしません。でも、他のメンバーはそれらのスナック菓子をとても美味しそうに食べておりました。中には一人で何袋も食べている方もおられて、「この方達には勝てやしないな」と妙に実感してしまいました。

予定より少し遅れてヒロ港に到着。乗船のための相変わらずの長い行列を経て、無事戻ってくることが出来ました。部屋に戻ってくると一気に疲れが出てきて、ベッドに横になるとそのまま引きずり込まれそうです。そうならないようにとにかく起きて、まずはシャワーで汗を流しさっぱりします。時間が時間なので昼食でもと思っていつものマーケットカフェに行ったのですが、あまり食欲は出ずにさっぱりした果物をいくつか頬張るにとどまりました。暑さにやられたせいかいまいち調子が良くないので部屋に戻り、結局はしばらく横になることにします。起きたら、もう夕方近くになっていました。

今日はフランス料理レストラン「ル・ビストロ」を予約しています。前菜から始まってスープ、サラダ、主菜、デザートと続くコースです。途中のサラダがサラダらしくなく、まるで主菜のようなボリュームでほどほどにお腹が膨れて来たところに出てきた主菜は「これが1人前か?」と目を白黒したくなるような量で半分くらいしか食べられませんでした。でも、周りの皆様は普通に召し上がっておられます。でも、今回の乗船客の8割くらいは、定年後の第二の人生を謳歌中のお年寄りなのですが。

食事のあとは夜のメインイベント、シアターでのショーを見ます。夜2回公演(どちらも同じ内容)なので、早めの食事でも遅めの食事でもどちらの場合でも見ることが出来ます。一航海中は同じ劇団員のショーですが毎日指向を変えながら楽しませてくれます。種々の制約の中でよく頑張っていたと思います。

ショーが終われば1日が終わったような感じがします(実際は深夜までバーやディスコがいくつも開いていてそこで楽しむことが出来ます)。明日は終日航海日ですが、朝からのいろいろなスケジュールを楽しむために夜更かしはしないことにします。



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